
酸素カプセルの歴史
HISTORY OF THE OXYGEN CAPSULE

酸素カプセルの先立てとなる高気圧酸素療法の
歴史は18世紀にまで遡ります。

1662年
1830年代
1960年代
1980年代
2002年
2015年~
2023年~
2010年~
1.3気圧誕生
1.9気圧誕生
18世紀 - 初期の発想から治療に使われ始めるまで
イギリスの医師ネイサン・ハンショー(Nathaniel Henshaw)が、空気圧の操作により治療効果を得るというアイデアを発表し、初めて気圧を変化させた治療法が提案されました。これが酸素カプセルの基礎となる考え方の始まりです。さまざまな病気の治療に空気圧の調整を使用しましたが、この装置では酸素ではなく、ただ気圧を変えることで治療効果を得ようとしていました。

そこから更に進化を遂げ、フランスの医師ジャン=バティスト・ジュリアンが、気圧を使用した治療を提唱し、高気圧環境での医療利用が徐々に注目されました。
アメリカの医師イェール・ケーン博士によって、火傷、一酸化炭素中毒、ガス壊疽、慢性傷の治療に効果的であることが証明されました。この時期から高気圧酸素療法はさまざまな医療機関で正式に導入さ れるようになりました。


20世紀後半:健康機器としての登場
酸素カプセルが一般的な健康機器として登場しました。この時期の酸素カプセルは、主に健康増進や疲労回復を目的として開発されました。高気圧環境を利用して、酸素の吸収を促進し、疲労回復やリ ラクゼーションを提供するものでした。

デビッド・ベッカムの酸素カプセル利用で一躍話題に
サッカー選手デビッド・ベッカムが、出場不可能と言われていた怪我の回復を早めるために酸素カプセルを使用し、実際に試合に出場し活躍した事で全世界のサッカーファンを驚かせました。この時期、ベッカムは高い注目を浴びていたスター選手だったため、この事が一躍メディアで取り上げられ、酸素カプセルはスポーツ選手を中心に広がり始めました。

カプセル型からルーム型に進化、気圧も高いモデルが出てくる
従来の酸素カプセルでは寝たきりで自由が効かない、お年寄りなどが入りにくい、閉所恐怖症の人が利用できないなど多くの課題をかかえていました。
そこで、ルーム型の酸素カプセルが登場し、また、気圧も1.3気圧程度のものから1.5気圧程度まで上げられるようになりました。
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業界最高1.9気圧の最新モデルが登場
18世紀に誕生した酸素カプセルの原点が、気圧を利用してより多くの酸素を体に届けようとしたように、高い気圧をかけもっと効 率よく酸素を届けるために1.9気圧のモデルが登場しました。1.9気圧という高い気圧を利用できるルーム型の酸素カプセルは、高い技術力を持つシェルター製造の開発部と連携し開発設計に至りました。
また体への悪影響についても病院・大学と連携し、安全性も確認され、販売が開始されました。

スポーツ選手だけではなく幅広 い分野で注目され始める
1.9気圧まで気圧を上げたモデルが登場したことにより、口コミが広まり、高気圧酸素療法としてではなく、健康維持のツールとして医療機関に注目され始めました。
それにより、現在は接骨院だけではなくエステサロンや、医療、個人利用や、会社の福利厚生など幅広く使われるようになりました。



