一般的に酸素カプセルの1回あたりの利用時間は30分〜60分程度が目安とされています。これは「加圧 → 維持 → 減圧」という流れを安全に行うために必要な時間です。慣れてきたら、最大90分以上の延長もできます。

病院やクリニックの場合は、治療目的や患者様の状態に応じて調整が可能で、疲労回復を目的とする場合は40分程度、外傷の回復やリハビリを補助する場合は60分以上を推奨するケースもあります。

酸素カプセルは継続利用によって効果を実感しやすいため、治療プログラムと併用して適切な時間を設定することが望ましいとされています。

酸素カプセル内では静かにリラックスして過ごすことが可能ですので、雑誌や書籍を持ち込んでの読書は問題ありません。

また、スマートフォンやタブレットなどの電子機器も使用できますが、酸素濃度が高い空間であるため、過度な充電や発熱を伴う利用は避ける必要があります。飲食や喫煙など火気を伴う行為は厳禁ですが、多くの利用者様は静かな空間で睡眠をとったり、音楽を聴いたりして過ごされています。

O2DOCTORは健康保険が適用されない自由診療となります。そのため、クリニックや治療院などで導入されている場合でも、健康保険の適用対象にはならず、自由診療（自費診療）

の対象です。

利用料金は各導入施設が独自に設定しており、目的も「疲労回復・美容・リラクゼーション・コンディショニング」など、医療行為ではなく健康増進や生活の質向上を目的とした位置づけです。

一方で、医療用として認可された高気圧酸素治療装置が病院で使用される場合は、特定の疾患に限り保険適用が認められるケースがあります。しかし、O2DOCTORはこれに該当しません。

酸素カプセルは、血中酸素濃度を高めることで細胞の活動を活発にし、疲労回復・睡眠の質改善・集中力向上・美肌・アンチエイジングなど幅広い効果が期待できます。特に疲労物質である乳酸の分解を助けるため、スポーツ後のコンディショニングとしてアスリートにも活用されています。

また、血行改善による冷え性の緩和や代謝促進によるダイエットサポート、肌のターンオーバー正常化による美肌効果も注目されています。利用目的に応じて幅広い年代に支持されているのが特徴です。

基本的には健康な方であれば問題なく利用できますが、いくつかの注意点があります。妊娠中の方、耳抜きができない方、心疾患やペースメーカーをご使用の方、重度の糖尿病でインスリンを使用されている方などは利用を控えるか、事前に医師の判断を仰ぐことが推奨されています。

また、風邪による強い鼻づまりや急な体調不良時には、耳抜きが困難になるため使用を避ける方が安全です。利用前に簡単な体調チェックを行うことで、より安心して酸素カプセルを活用できます。

O2DOCTORで補給した酸素は、体内で最大約72時間持続するといわれています。そのため、3日に1回の利用を目安に継続することで、常に酸素の効果を実感しやすくなります。

利用者の体感には個人差がありますが、疲労回復やコンディショニング、リラクゼーション、美容目的など、目的に応じて週2回程度の利用を継続することが最も効果的とされています。